おかね
教育費の備え方

教育費、
ぜんぶでいくらかかる?

結論から言うと、進路しだいで約800万〜2,400万円と大きく変わります。

でも計画的に備えれば、まったく怖い金額ではありません。

ポイントは早く始めるほど毎月がラクになること。

教育費をシミュレーションする
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nash(30代エンジニア)|結婚を機にお金の勉強を始めた、いち生活者の目線でまとめています。

ぜんぶでいくら?

子ども1人を大学まで育てる教育費は、進路によって約800万〜2,400万円。公立中心か私立中心か、大学が文系か理系かで大きく変わります。

大きな数字に見えますが、これは22年かけてかかるもの。18年で割れば毎月の目安が見えてきます。まずは代表的な3パターンを見てみましょう。

ゆとりコース
オール公立+大学は国公立
約800万円
月3〜4万円の積立で0歳から備えれば十分に届くライン。
標準コース
高校まで公立+私立大文系
約1,000万円
最も多いパターンの一つ。月4〜5万円の積立が目安。
私立中心コース
オール私立+私立大理系
約2,400万円
早めの積立と、家計全体での資金配分が重要になる。
※ 文部科学省「子供の学習費調査」「私立大学等の入学者に係る学生納付金等調査」等をもとにした概算。学校外活動費(塾・習い事)や下宿費で変動します。
教育費かんたんシミュレーション
人数と進路を選ぶと、教育費の総額と「0歳から18歳まで積み立てるなら月いくら」がすぐ分かります。
子どもの人数
幼稚園〜高校
大学の進路
教育費の総額(1人分)
824万円
子ども1人あたり 824万円
0歳から18歳まで積み立てるなら
¥38,148
/ 月
やや大きめ。児童手当の活用や、一部をつみたてNISAで運用して伸ばすと負担を抑えられます。
※ 各進路の金額は上記の公的統計をもとにした概算です。積立額は運用による増減を考えず、総額を18年(216か月)で単純に割った目安です。実際は児童手当や運用益も活用できます。
※ 教育費は住宅ローンや老後資金と同時に走ります。「全部あわせて本当に回るか」を見たいときは、ページ下部の総合シミュレーター「おかね」で人生全体を試せます。

教育費のピークと、逆算の考え方

教育費は毎年一定ではなく、大学期(18〜22歳)に一気に山が来ます。だからこそ、山が来る前の18年で少しずつ準備しておくのが基本戦略です。

年齢ごとの教育費イメージ
約20万
約35万
約50万
約55万
ピーク
大学約100万〜
※ 1年あたりの目安(公立ベース。大学は私立文系のイメージで、進路により約60〜150万円と幅があります)。
逆算はシンプル
「大学でいくら必要か」を決めて、それを準備できる年数(多くは18年)で割るだけ。たとえば大学費用500万円を18年で貯めるなら、月あたり約2.3万円。ここに児童手当や運用益を足せば、実際の負担はもっと軽くなります。早く始めるほど1か月あたりが小さくなるのがポイントです。

学資保険・つみたてNISA・現金、どれで備える?

どれか1つに決める必要はありません。それぞれの得意・不得意を知って、組み合わせるのが安心です。

学資保険
向いている点
元本が確保されやすく、親に万一のとき以降の保険料が免除される保障も。強制的に貯まる。
注意点
途中解約で元本割れしやすく、資金が拘束される。利率は低め。
つみたてNISA
向いている点
長期なら増える可能性があり、運用益は非課税。いつでも引き出せる自由さ。
注意点
価格が変動し、使いたい時期に下がっている可能性もある。
現金・預金
向いている点
すぐ使えて元本も安全。直近で必要になるお金の置き場所に最適。
注意点
ほとんど増えず、物価が上がると実質的な価値は目減りする。
組み合わせの一例数年内に使う分は現金で確保しつつ、大学まで10年以上ある分はつみたてNISAで育て、確実性がほしい分だけ学資保険、というバランス。投資での備え方は新NISAの記事で詳しく解説しています。

よくある質問

公立と私立でいくら違う?
幼稚園から高校までを「すべて公立」で通すと約574万円、「すべて私立」だと約1,839万円で、その差は3倍以上になります。特に差が大きいのは小学校(公立約211万に対し私立は約1,000万)。大学も国公立なら約250万、私立理系だと約540万と開きます。どこを公立・私立にするかで総額が大きく動くので、進路の見込みを立てて備えるのが現実的です(いずれも公的統計に基づく概算)。
いつから始めればいい?
答えは「今すぐ」です。教育費のピークは大学期なので、0歳から始めれば18年という長い準備期間が使えます。同じ500万円を貯めるのでも、18年なら月約2.3万円、10年だと月約4.2万円と、遅らせるほど毎月の負担が重くなります。金額の大小より「早く始めて、長く続ける」ことが一番効きます。まずは無理のない額でスタートしましょう。
児童手当は教育費に使える?
とても有効です。児童手当は生まれてから受け取る総額が約200万円になり、これを使わずに教育費として積み立てるだけで、大学費用の相当部分をまかなえます。生活費に紛れて消えてしまいがちなので、受取専用の口座を分けたり、そのままつみたてNISAに回したりして「教育費用」として色分けしておくのがおすすめです。
足りないときは奨学金や教育ローンもある?
あります。日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は「子ども本人が借りて卒業後に返す」もので、無利子・有利子のタイプがあります。一方、国の教育ローン(日本政策金融公庫)などは「親が借りる」もの。給付型奨学金や授業料減免制度など、返さなくてよい支援も広がっています。全額を貯金で用意できなくても選択肢はあるので、過度に不安にならず、使える制度は早めに調べておきましょう。
2人目・3人目はどうなる?
単純に人数分だけ増えますが、時期がずれることが多いのが救いです。子どもの年齢が離れていれば大学期のピークも重ならず、上の子が終わってから下の子、と資金を回しやすくなります。逆に年子や双子だとピークが重なるため、より早い準備が重要。このシミュレーターの人数を変えて総額を把握し、家族計画に合わせて積立額を調整してみてください。

まとめ

  • 教育費は進路で約800万〜2,400万円。でも22年かけてかかるもの、と捉える。
  • ピークは大学期。そこから逆算し、18年で割れば毎月の目安が見える。
  • 備え方は現金・つみたてNISA・学資保険を目的と時期で使い分ける。
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