正解は「全部貯金」でも「全部使う」でもありません。
受け取る前に「つかう・まもる・ふやす」の配分を決めるだけで、罪悪感なく使えて資産も増えます。
唯一の原則は、ボーナス頼みの家計にしないこと。
手取り額と「つかう・まもる・ふやす」の割合を動かすだけで、それぞれいくらになるかと、ふやす分を続けた場合の20年後の目安がその場で分かります。
ちなみに厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、2025年夏のボーナスは支給された事業所の労働者平均で約42.6万円(額面)。手取りはおおむねその7〜8割が目安です。もちろん平均はあくまで参考で、あなたの額で試算するのがいちばんです。
ボーナスの使い方で差がつくのは、金額でも節約テクでもなく順番です。使ってから残りを貯めるのではなく、受け取る前に3つに分けてしまう。それだけで「使いすぎたかも」という罪悪感も、「貯めるばかりでつまらない」という反動も、両方なくなります。
配分よりも先に、避けたい使い方があります。どれも「ボーナスは必ずもらえる」という前提から生まれるものです。
フリーランスの方や、ボーナスのない会社にお勤めの方もいます。それは家計として不利、とは限りません。むしろ「月の家計だけで生活が完結する」設計は、ボーナスがある人が目指すべき理想形そのものです。
やることはシンプルで、旅行・家電・車検・年払いの保険料など年単位の出費を12で割って、毎月少しずつ積んでおくこと。ボーナスという「まとめて調整する機会」がないぶん、月の設計に織り込んでしまえば同じことができます(→生活費のざっくり把握)。